Birke Shopを「自然と健康を大切に」というコンセプトで始めたわけですが、
始める背景や、始めてから発信することを考えると、気にしたらキリがないことが多いです。
健康的な食材、調味料。野菜にしても肉にしても、お米、麺類、お菓子や飲み物にしても。
体に悪いものをすべて避けて生活することは至難の業です。
また、オーガニックというワードに対して、人によっては宗教的な印象をもってそもそも受け入れられなくなってしまっている人も一定数いることもわかります。
この手の話って、「0」か「100」かの話になりがちで、グレーを許容しづらくしていると感じることがたまにあります。「グレーでいいじゃん!」って思います。
東京で会社員として日々生活する中での食生活
私自身、以前の食生活はひどいものでした。
東京で会社員として働いていたときは、昼ご飯は基本的に外食で、コンビニ弁当やコンビニのおにぎり、カップラーメンを食べることは日常茶飯事です。
また、間食も良くしていました。特にグミやラムネなどの手軽につまめるものをよく好んで食べていました。
ある時から控えるようになりましたが、東京生活も途中までは清涼飲料水を当然のように日々飲み、ペットボトルを買わない日はないんじゃないか?と思うほどです。中学生以降くらいから、自身でコンビニやスーパーなど外で自分で飲み物を買う機会には、よく500mlの甘い珈琲牛乳や、ミルクティーなどのでいました。コーラも好きでしたね。
健康的な食生活と変化
北杜市に来て、山の中での生活になり、コンビニが身近でなくなり、もともと妻が健康に気遣った食べ物を常に意識していることもあり、普段から家で食事をすることがほとんどになったことで、「結果的に」健康的な食生活になりました。
そして、「結果的に」添加物の含まれる食材を口にする機会が減り、おそらくデトックスされて、逆にたまに添加物が多い食べ物を食べると、以前は感じなかった違和感、気持ち悪さを感じることも増えてきました。
私は多くのみなさんがそうであるように、学生時代から家を離れて食事をする際は、コンビニ、スーパーのお惣菜、ファミレス、お菓子、ジュース、などが常に身近にある食生活で、30年近くも経ってしまっていました。そうなると、やはりデトックスされるのにも時間がかかるのか、食生活が変化してからも、実際に食品添加物の多く含まれる食べ物を食べて気持ち悪さを感じる、ということには時間がかかりました。また、お菓子にしてもジュースにしても、やはり美味しいですから、そういうものを食べたいと「求める欲求」も長く尾を引いた気がします。
一方、息子は小さい頃から少なくとも家の食事は気を使っていて、まだ自分で外で買って食べる年ではないので、食品添加物まみれ、ではないです。食べ物、お菓子、ジュースなど、少なくとも親の目が行き届く範囲ではできるだけ気遣って(主に妻がですが)、ただ他の人との接点の中で一般的なお菓子やジュースなどをいただく場合は「たまにはいいよね」と、そこまで気にしすぎず、にしていた感じです。
結果、息子も北杜市に来て、より食品添加物の含まれる食べ物を食べる機会が減ったこともあり、私以上に食品添加物に対する反応が敏感です。食品添加物が含まれるものは美味しくないからいらないと残したり、感じていたりします。(でも子供ですから好きで食べるものは食べるのですが。)
「慣れ」なんだなと思います。良くも悪くも、というか、あまり良くはないんでしょうが、自分は慣れていたんだな、と感じました。
グレーでいいじゃん!完璧は求めない!
そんな我が家は、家での食事はおそらくほぼ添加物がある食べ物はないくらい、にはなっているのですが、外食をする機会はそれなりにあります。
もし外食をしよう、今晩はしないとだね、というようなときに、すぐ近くにオーガニックな食事を扱っているお店があれば積極的にそのようなお店に入ったりしますが(息子は「くら寿司に行きたい!」と言ったりして大体一悶着ありますが。笑)、そうでないケースも多く、いろいろなお店にいきます。ラーメンも食べます。
そういった場面でもすべてこだわりを優先しようとしてしまうと、日々の生活が大変になってしまいますし、そこまで完璧を望んでいるわけではありません。
みながみなそうではないのですが、自然に優しい、とか、健康的な食品、ということをお店を始めたこともあり勉強する中で、極論は多いなと思います。不健康なものに対する「悪」という主張が強すぎて、完全に受け入れない。相手を完全否定してしまうような。
たまにそういうケースをみると、やはりそういう人が悪目立ちして、オーガニックは宗教っぽいとか思われる要因なんだろうなと思います。
ただ一方で、例えば東京など都心で生活していて、無農薬の野菜が手に入らない、職場の近くでオーガニックなランチを常にすることも難しい、完璧にはできないから、だったら気にしてもしょうがないじゃん、という考えで、逆に不健康なものを取り入れることにまったく抵抗がなくなってしまう人もよく見ます。
これも、出来る限りでも気にして、できるだけ悪いものを取り入れないようにするのでも、どう?と思います。これは昔の自分に対しても同じですね。
健康寿命をできるだけ長くすることは周りの人に対する配慮でもある
なぜ無添加を無農薬を選ぶのか、なぜ食品添加物を拒否するのか、聞かれることもあります。
これって個人差があって、お酒をすごく飲んで、タバコをすごく吸って、不健康な食生活を続けた人が、病気になることもなく健康で長生きするケースもあります。
ただ、自分がそうとは限らないし、生活習慣病であるガンや認知症といった病気を身近に感じることが増えてくると、もしそうなったら自分以上に周りに迷惑をかけることになる、と思っています。
そんな状態になってから長生きしてしまったら、自分も周りも不幸です。
そうならないために、そうなる可能性をできるだけ下げるために、「できるだけ体に良くないものは摂り入れない」ということを日々意識する。グレーでもいいから。ということなのだと思っています。
最後に
Birke Shopは自然に優しく、健康に優しい商品を扱っていますが、Oregonomi Camperというキャンプ場に併設され、キャンパーさんに特に多く利用していただきたいと考えています。
会員制キャンプ場「Birke」もすぐ近くで、利用していただきたいです。
ただ、キャンプでのカップラーメンは最高!っていうのも分かりますし、別にいいじゃんと思ってますので、そんないつも通りのキャンプを楽しまれる中で、そのかわりになる健康的な商品で、少しだけでも体によくないものを摂り入れる量が減って、少しでも考えるきっかけになってくれたらいいな、くらいです。
グレーでいいので、グレーでいきましょう!
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